いたいけな猫背

あたまの中だいたい二宮くん

「いつかまた 会えるかな」にのあい物語



先日とあるアーティストのライブへ行ってきました!

話が長くなるので割愛させていただくが、その人*1の音楽には彼の敬愛する1人のミュージシャンの作った70〜80年代の音楽がインスパイアされていて、歌謡曲やj-popという壁を取っ払ったイエローミュージックという新しいジャンルの音楽に溢れていた。

そのミュージシャン*2が彼に託した『未来をよろしく』という言葉。





なぜだかその言葉を聞いて私が真っ先に浮かんだのはにのあいでした。ジャニーズ関係ないのにここでも嵐が出てくる私の脳内はお花畑!もちろん自負している!アハハハ!
その未来をよろしくという言葉から、もし30代の二宮くんがタイムスリップして10代の相葉くんと出会ったらどんな話をするだろう?というなんともSFすぎる設定が頭に浮かんできたので、ここに書き記しておくことにする。







時は1998年。

いつものレッスンの帰り道。今日はいつも一緒に帰るニノがいない。夜更け前、足早に駅に向かう途中。人気の少ない路地でカランとやけに響く音。恐る恐る振り返ると少し遠くの方で転がる空き缶が見えた。その少し先に立つ誰か。ゆっくり見上げると落ちていく夕焼けの逆光で見えないその人の顔。




「…よっ」









「……えっ……………………………ニノ?」









15歳の相葉雅紀の目の前に現れたのは大人の顔をした二宮和也だった。



聞けば、その大人のニノは2017年の人らしく、突然の強い光に目を閉じ気づけばあの路地に立っていたらしい。らしいというのは、本人も何故そうなったのかは分かっていないそうだ。




雅紀の前に現れたニノの声は低く、身長は14歳のころより格段に伸びている。ただ、白くてニキビ一つ作ったことのなさそうなきめ細かい肌は雅紀の知っているニノと変わらないので少し安心した。
ちなみに20年近く経ってもゲームは大好きらしいので思わず笑ってしまった。


なんでこの時代に突然現れたのか、いつまでいるのか、どうやったらもとの時代に戻れるのか。話を聞いてみたもののニノも知らなければ、15歳の雅紀にとってはもっと難しい話だった。

なにも解決策が見つからないまま気がつけば深夜0時を過ぎていた。


Jr.時代によく遊びに来ていた雅紀の家。この雅紀の部屋が懐かしいニノは無造作にカーペットに置かれているファミコンコロコロコミックに目を輝かせている。









そんなニノを余所に雅紀は聞いてみたいことをぶつけてみた。

これからの自分はどうなっているのか、ジャニーズ事務所は辞めているのか、ずっとニノとは友達なのか、よく一緒にいた松潤や斗真たちはどうしているのか。




「あんたが相変わらずバカでドジで俺が目が離せないってことだけは変わらないんじゃない?あとはお前の目で確かめなよ。先のこと聞くのはルール違反。」

昔から口が達者だとは思っていたが33歳のニノは磨きがかかっていて簡単にはぐらかされてしまう。




きっと33歳のニノが15歳の雅紀の前にどれだけ居てもきっと教えてはくれないだろう。













二宮は14歳の雅紀にちゃんと答えてやりたかった。

あんたは…相葉さんはさ、俺や潤くん、それと大野さんと翔ちゃんと一緒に嵐っていうダッサイ名前でデビューすんだよ。しかもハワイでデビュー会見なんかしちゃってさ。初めは事務所が持って来た仕事をこなしてこんな忙しい時期がいつまで続くんだよって嘆くけど、暫くすると仕事が激減すんの。試行錯誤しながら嵐ってものがなんなのかみんなで悩むんだよ。そんな時、相葉さんは病気で入院すんの。5人の仕事も4人でやらなくちゃいけなくなってあんたはすっげぇ落ち込むの。ただ、俺らにはそんな顔ひとつ見せなくて病室に見舞いに行くと「このあいだの歌番組観たよー!」なんて平気な顔して言うんだ。本当は平気じゃないのにさ。俺らの前では泣かずに我慢すんの。バカだよね。ほんとにバカ。
それとバラエティー番組でお前は活躍の場を広げるんだよ。お前みたいに危なっかしい奴よく使ってくれる局があったなって。笑っちゃうよね。笑っちゃうくらい嬉しかったんだよなぁ、俺。ちゃんとお前を使って番組やりたいって言ってくれる人がいることが。それからまたお前同じ病気で入院すんのな。バカみたいにドーム全速力するやつがあるかよ。がんばりすぎなんだよ。でも、今回はおれ全然心配してねぇの。だってお前無理して笑ってないんだもん。ちゃんと弱いところ見せてくれるんだよ。人間ってちゃんと成長するもんだな。
あとな、デビューして15年経ってまたハワイに戻ってくるんだよ俺たち。お前は15年経ったってやっぱりバカみたいに嵐サイコー!!!って叫びまくってんの。バカみたいに明るい相葉さんの苦労とかちゃんと分かってるつもりだから。だからおれも一緒になって叫ぶんだよ、おれたちやっぱり最高じゃんって。




相葉さんも嵐もJr.時代では考えられないくらい大きくなんだよ。大きくなりすぎてビビるくらい。

今目の前にいる14歳のお前に伝えてやりたいよ。心配すんなってね。















時間を忘れるくらい2人でファミコンをしていつの間にか寝てしまい、気づけば朝だった。


雅紀は今日も学校に行き、その足でレッスンに向かう。33歳のニノはというとまだ戻れないらしくファミコンをして過ごすそうだ。













玄関で雅紀を見送ろうとニノも一緒に階段を降りる。



なんとなく、これが最後の別れだとお互い口にはしないけど勘付いていた。




この扉を閉めると33歳のニノはきっと在るべき場所へ戻るだろう。


















「なぁ、ニノ」









「ん?」














「未来の、俺を、……………未来を、よろしく」



















「ん。相葉さんも、…………相葉ちゃんも14歳の俺をよろしく」
























「もちろん!………じゃあ、いってきます!!!」


































END









*1:星野源さんでした。ちなみにこの記事のタイトルは源さんのFriendshipという曲の中の歌詞です。ぜひ聴きながらこの記事を読んでみてね!

*2:細野晴臣さん