いたいけな猫背

あたまの中だいたい二宮くん

ヲタ界に足を踏み入れた青春時代のたった一つの間違い

自分の中でちゃんと見切りをつけてヲタクを辞めれる人間。いわゆるヲタ卒をした人。

・熱愛報道や事務所のやり方、本人のアイドルとしての自覚の無さに冷めてしまい完全に足を洗うパターン
・自担は好きなんだけど、もっと好きなアイドルが出来てそちらに移る担降りパターン
・彼氏ができたり結婚というリア充を手に入れヲタク業が疎くなり、そのままフェードアウトパターン

だいたいこの3つが主な理由で辞める人たちをネット上で見てきた。

一方で、誰しもが通る(かもしれない)"辞めたいのに辞められないくそヲタループ問題"
私はほぼ毎日、この問題に頭を抱えている。
自担の嫌いなところはいくつかあって、ヲタ卒できる理由だって指で数えられるくらいには持っている。(ここで嫌いなところを書いたところで、この話の本質を捉えていないので書かないけど)
けど、結局、ちょっとしたことで、やっぱり好きだなぁと自覚する瞬間があり、そのたった少しの瞬間に心の温かさを実感し辞められない。

人には人の価値観がある。自分と同じ価値観を持った人なんて本当はこの世に存在しないと思っている。育ってきた環境や性格、いろんな観点から考えると、価値観とは、その人を形成する人生の経験から生まれるものであり、みんな違うのは当たり前だ。
でも、ごく稀に、この子の言ってること分かるわ〜、考えてること似てるな〜なんて思える人もいる。

つい最近、そんな風に思える友達と話したのが、冒頭の『辞めたいのに辞められない』問題。

その友達とはブラスト宮城、あゆはぴ札幌に一緒に入った、いわゆる遠征もできちゃう側の友達だ。ただ、その中には"自担が大好きだから"という理由はほとんどないに等しい。彼女はほぼ担降りしていて、他Gのメンバーを好きになってしまったからだ。
ブラスト宮城前に起こった、◯っちゃん事変で急激に冷めたらしい。宮城の時はなおちゃんと一緒だったから楽しめたけど、内心死にたかったと最近になって告白された。彼女の心の中でどんな葛藤があって、どんな風に折り合いをつけて今に至ったか、私は知らない。

ただ私は、あの宮城前のことは本当に他人事というか、傍観者として見ていた。
"同じグループだけど自担じゃなくてよかった"
本当にクズ人間で申し訳ないくらい、正直こんな風に思った。
だから、まさか、この他人事だと思っていたことが、自担の身に降りかかり、そしてそんな彼を好きで居続けた自分の中の"二宮くんずっと大好き(はぁと)"魔法が解けそうになってしまったときの絶望たるや・・・
30過ぎのおっさんなんだから、そりゃ恋愛くらいするだろう。むしろしてなきゃテレビの前であんなに綺麗でかっこよくて可愛くなんていられない。
それに、自担は恋愛体質で有名だ・・・!どんだけ面食いだと思ってんだ・・・!チビで子供おっさんみたいな自担がこんなにモテる方が奇跡だ・・・!

若干、悟りを開いたくさい前置きで申し訳ないが、自担に精神ボロボロにさせられたそんな2人が札幌の地でコンサートが終わってから居酒屋で語った、幸せをもらったはずのヲタクに似つかわしくない話。

「25歳過ぎてまで嵐ファンでいるはずじゃなかったのに、どこで道間違ったんだろうね?」
「本当それ!!!(大声)ねぇ、趣味ある?」
「ない(即答)」
「他に趣味持ってれば、こんなにアイドル好きにならなかったのに。今さらアイドル以外の趣味なんて見つけられないし」
「だよね。結婚は?」
「全然したいと思わない。他人のために食事作るとか絶対嫌や」
「分かるわ〜!」

コンサート終わりって普通、あの演出よかった!あそこのにのあい可愛かった〜!末ズいっぱい絡んでた〜!ってワァーキャーしてない???なんでうちらこんな話してんの???

周りにいたコンサート帰りであろうファンは絶対引いてた。魚捌いて刺身にしてくれたカウンター越しの店員のおっちゃんも絶対引いてた。それくらいヒートアップしてた。20代前半ならまだ、キャッキャしながら演出について話せていたかもしれない。ただ、私たちはもう三十路を目の前にしている・・・!
そんな私たちだから、趣味の領域を超えてしまったヲタク業を辞めるに辞めれなくなり苦労しているのだ。

友達は嵐のファンは辞めるかもしれない。けど、テレビの中の人を好きなったがために他に熱を上げられる趣味がなく、結局はまた別のアイドルに時間を費やすのだ。
私だって、結局二宮くん以外が見つからない。もう人生の半分を勝手に一緒に歩んできた。この先、きっと二宮くん以上が見つからない。もし、他に好きだと思えるものができても、二宮くんという存在は消えてなくならない。多分、なにかしら二宮くんや嵐との共通点を見つけたり、比較して二宮くんの方が優っていると意味のない順位付けをしてしまうだろう。


周りのみんなが持っている淡くて苦くて楽しい青春時代を捨て、アイドル業という華やかさとブラックさを兼ね揃えた職業に就いた嵐の苦悩や葛藤もなんとなく察することはできる。ただ、そんな彼らを応援している私だって青春があったのだ。その青春は嵐で埋め尽くされて、それ以外が思い出せない。

もっと早くに足を洗うべきだったと思う自分と、ここまで応援してきたんだから命が続く限り見守っていきたいと思う自分とで、結局はまた葛藤の毎日に戻るのだろう。

気づいたら三十路になってるの・・・こわいなぁ・・・(結局、なんの話だっけ、これ)